2020年ふるさと納税アンケート。ふるさと納税をしない人は「やり方が分からない」58%
カジナビ編集部では世の中の気になる疑問に関するアンケート調査を実施!世の中の人の考えを発信していきます!
今回のテーマは「ふるさと納税」!
全国の男女1173人を対象に、今年のふるさと納税の利用状況をアンケートしました。
世の人のふるさと納税の利用状況やリアルな声をまとめました!
今さら聞けない!?「ふるさと納税」ってどんなもの?
アンケート結果を発表する前に、ふるさと納税の概要をご説明します。
ふるさと納税とは
日本全国の自治体を選んで、寄付ができる制度です。自分の現在の居住地以外なら、どこを選んでもOK!
寄付金額から2,000円を引いた額が税金から控除されます。
ふるさと納税のサイトから申し込むことができ、中にはポイントやギフト券の還元があるお得なサイトも。
ふるさと納税のメリット
ふるさと納税の1番のメリットは、寄付をした自治体からお礼として返礼品がもらえること。
地元の特産品やゆかりの品がラインナップされています。(※返礼品なしの寄付も選べます。)
寄付金の使い道を選んで寄付することもできるので、自分が賛同する活動を支援することができます。
ふるさと納税のデメリット
ふるさと納税の寄付額を控除してもらうためには、確定申告などの手続きが必要です。
また控除額には上限があり、収入や家族構成によって額が決まります。住宅ローンなど他にも控除を受けている場合は上限額の計算が複雑になるため、税理士などに相談して実際の上限額を知る必要があります。
ふるさと納税を簡単にまとめて紹介している動画もあるので、参考にしてみてくださいね。
引用:ふるなび
ふるさと納税まとめ
- 居住地以外の好きな自治体に寄付できる制度
- 寄付した金額から2,000円を引いた額が税金から控除される(上限あり)
メリット
- 寄付先から返礼品がもらえる
- 寄付金の使い道が選べる
デメリット
- 控除には手続きが必要
- 控除上限額の計算が複雑な場合がある
今回のアンケートはこんな内容
今回の対象者は全年齢の男女1173人です。
アンケートの質問項目
- 性別
- 年代
- 今年ふるさと納税をした(する予定)?
- した/しなかった理由
- 寄付(予定)金額
- 選んだ(選ぶ予定の)返礼品
- 寄付先を選ぶポイント
- 自由記述
回答者の性別・年代の内訳はこちらです。
女性が全体の約70%、20〜40代を中心に、幅広い年代の人に回答してもらいました。
ふるさと納税、半数以上が「しない」気になる理由は…
年末が近づくにつれて話題となるふるさと納税、実際にやっている人はどのくらいいるのでしょうか?アンケート結果をまとめてみました!
半分以上はふるさと納税「しない」
今年ふるさと納税をした(する予定)かどうかをまとめました。
回答者のうち、半分以上の52%が「しない」と回答。残りの半分が「する」と「迷っている」を二分するという結果でした。
ふるさと納税の寄付金額自体は年々増加傾向にありますが、実質4分の1の人しか利用していないようです。
ふるさと納税する人もしない人も「よく分かっていない」ことが判明!
ふるさと納税をする/しない/迷っていると回答したグループに分けて、その理由をランキングにしました。
ふるさと納税をする理由は、「節税対策」と「返礼品がほしい」が二分する結果に。
ふるさと納税をしない理由は、約6割が「よく分からない」で圧倒的でした。
しようかどうか迷っている理由は、1位が「よく分からない」、2位が「返礼品がほしい」となりました。
ここで注目したいのが、ふるさと納税をやる人の約半数が「節税対策」という点…!!!!
「ふるさと納税は」節税対策にはならない!?
実は、ふるさと納税は節税になるわけではないんです!!
簡単にいうと納めるべき税金を「寄付」という形で前払いしているだけ!
自治体ごとに寄付した金額から2,000円を引いた額が翌年の住民税から引かれるだけです。
昨年カジ子がふるさと納税をした時を例としてくわしく仕組みをお伝えします。
ふるさと納税のしくみ例
【寄附金額】
・国産和牛ハンバーグ10個:12,000円
・お米10kg:10,000円
合計22,000円を寄付しました。
【控除額】
翌年の住民税合計から20,000円控除されました!
※寄付した金額から自己負担分2,000円を引いた金額
国産和牛のハンバーグ10個とお米10kgをたったの2,000円でゲットできたという事です。
節税にはなりませんが、「お得」である事は間違いありませんね!!
私がふるさと納税をする/しない理由
ふるさと納税をする/しない/迷っている、それぞれのグループのリアルな声を聞いてみましょう。
ふるさと納税をした(する予定の)人の声
ただ税金を収めるよりは、ふるさと納税で返礼品をもらったり、特典を利用してポイントなどを受け取ったほうがお得と考えている人が多いようですね。
ふるさと納税をしない人の声
制度の内容や申込方法が分からない、手続きが面倒臭そう…という理由から、利用しない人が多いようです。また、資金的に余裕がないからという人も。
ふるさと納税をするか迷っている人の声
より多くの人がふるさと納税を利用できるようにするには、多くの課題がありそうです。
みんないくら寄付してる?人気の返礼品は?
ふるさと納税をしている人は全体の4分の1程度でしたが、興味を持っている人は多い印象でした。
気になるみんなの寄付金額や返礼品を見てみましょう!
ふるさと納税の寄付額は「1〜3万円」が最多
ふるさと納税を利用している人は、どのくらいの金額を寄付しているのでしょうか?金額帯ごとにまとめてみました。
寄付額で最も多い金額帯は「1〜3万円」(43%)でした。2番目に多い「1万円未満」(28%)と合わせると全体の71%を占める結果に。
大半は3万円未満の寄付額が多いようです。
5万円以上も約15%で、高額を寄付している人もいるようです。
ふるさと納税の仕組みが「よく分からない」という回答が多かった今回のアンケートですが、要はお取り寄せと同じ感覚です。
1番のネックは確定申告で面倒な届け出が必要になるのでは…?と思っている人が多いようですが、実はふるさと納税をした全員が確定申告が必要なわけではありません!
1年間の寄付先が5自治体以内であれば確定申告の必要はなく、返礼品と共に届くワンストップ特例申請書を寄付先の自治体に返送するだけでOKなんです。
人気の返礼品は食品が上位を独占!
星の数ほどある返礼品の中で、どんな品物が支持されているのでしょうか。ほしい返礼品をランキング化しました。
1位はぶっちぎりで「肉」!2位の「お米・パン」とダブルスコアの差を付けての圧勝でした。
3位は「魚介類」、4位は「野菜・果物」と、上位は食べ物系が並びました。
5位は「雑貨・日用品」となり、生活に必要なものが選ばれる傾向にあるようです。
実際に返礼品を受け取った人の感想を聞いてみましょう!
返礼品を受け取ったリアルな感想
寄付先を選ぶポイントはやっぱり「返礼品」
ふるさと納税の寄付先を選ぶときに重視する点ポイントを聞いてみました。
1位が「魅力的な返礼品」、2位が「コスパの高い返礼品」と、返礼品を重要視している人が圧倒的多数を占める結果でした。
欲しい返礼品があるから寄付をする、という人がほとんどのようです。
返礼品から、その土地に興味を持つ人も中にはいるようでした。
3位以下はその土地を応援したい気持ちを反映した内容でした。
まとめ
全国の男女1173人にふるさと納税についてのアンケートを実施した結果、次のことが分かりました。
今回のアンケート結果で分かったこと
- ふるさと納税を利用している人は4分の1
- ふるさと納税を「節税対策」と勘違いしてやる人が約半数
- ふるさと納税をしない、理由は「よく分からない」
- 寄付額は3万円未満が全体の7割
半数以上はふるさと納税を利用しておらず、利用している人の方が少数派でした。
利用していない人と迷っている人は制度や手続きが「よく分からない」ことがネックになっていることも明らかになりました。
ただ、実際にふるさと納税をやっている人の47%も「節税対策」という間違った認識でやっている事が判明…!
ふるさと納税を「よく分からない」という理由でやらない人はもったいない!寄付先を5箇所以内に抑えればワンストップ特例制度を使って確定申告なしでふるさと納税できちゃいます!
寄付先を選ぶポイントは、やはり返礼品の内容重視!
返礼品は食品が人気で、当たり外れはあるものの地域の特産品を楽しんでいる人が多い印象でした。
返礼品にばかり目が行きがちなふるさと納税ですが、返礼品目的で始めて「寄付先の自治体に愛着が湧いた」「実際に行ってみたい」と感じるようになった人も、中にはいるようです。
興味がある人は是非利用してみて、今は知らないどこかの町とご縁が深まるといいですね。
※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がカジナビに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、カジナビが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。