【業界初】全国家事代行サービスアワード2023をレポート!現場で生まれた感動のストーリー
2023年8月8日に行われた、家事代行サービス業界において初の企業横断型の全国規模のアワード『全国家事代行サービスアワード 2023』および『全国家事代行サービス協会創設10周年式典』の様子をレポートします。
『全国家事代行サービスアワード 2023』を開催したのは、社会インフラとして期待される家事代行サービスの安心・安全を担保するために2013年に発足、創立10周年を迎えた一般社団法人全国家事代行サービス協会です。全国にある家事代行サービス企業の20社以上とそのトップスタッフが一堂に会し、アワードとサービスの現場で生まれた感動のワンダフルストーリーを披露しました。
名称 | 「全国家事代行サービスアワード 2023」「全国家事代行サービス協会創設10周年式典」 |
---|---|
日時 | 2023年8月8日(火)13時~16時半 |
会場 | ロイヤルパークホテル(東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目1番1号) |
主催 | 一般社団法人全国家事代行サービス協会 |
名称 | 一般社団法人全国家事代行サービス協会 |
---|---|
代表 | 会長 髙橋 ゆき |
所在地 | 〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-32-4 |
創立 | 2013年 |
公式サイト | http://kaji-japan.com |
目次
全国家事代行サービス協会会長 高橋 ゆき氏「家事代行サービスを日本の新しい暮らしのインフラへ」
「10年前の8月8日に、家事代行サービスアワードを実施することを心に決めていた」と語る全国家事代行サービス協会 会長の高橋 ゆき氏。
「家事代行サービスを日本の新しい”暮らしのインフラ”へ」との想いのもと、24年前にベアーズを夫婦で創業。男女雇用機会均等法の施行、ワークライフバランス、女性の社会進出を背景に、2013年協会を創立。この10年間、家事代行サービスの提供企業全体で業界の発展、促進を目指されてきたそうです。
岸田政権が発表した「骨太の方針2023」「女性版骨太の方針2023」において、「異次元の少子化対策」として”家事支援サービス利用の普及”が盛り込まれるなど、家事代行サービス業界へのへの期待がさらに高まる2023年。
最前線で働く家事代行スタッフの活躍を称え、今後の「子育て×働くが明るく楽しく幸せな社会」の構築を願い、家事代行サービスの提供をもって、新しい時代構築の一助を担ってほしいとの熱い期待と展望を伝えました。
齋藤 健 法務大臣や中谷 真一 経済産業副大臣も列席。家事代行サービスの普及による新しい時代への期待
齋藤 健 法務大臣や中谷 真一 経済産業省副大臣をはじめ、内閣府や経済産業省、日本規格協会の方々も列席し、祝辞の挨拶を述べられました。
家事代行サービスは、少子化対策や子育て支援、女性活躍など、日本国民の暮らしをより豊かにするために今後より注力していく必要のあるサービスだと考えていると語られたほか、富裕層をはじめとする一部の限られた人しか頼むことのないサービスだと考えられることが多いため、企業の福利厚生に取り入れるなどして、家事代行サービスを頼むハードルを下げるための施策を検討していく旨を伝えられました。
全国22社の家事代行スタッフが受賞。家事代行サービスアワード優秀賞授与式
家事代行サービスアワード優秀賞授与式が行われ、全国の家事代行サービスから22社の家事代行スタッフが選出、受賞されました。
家事代行サービスアワード優秀賞の選定基準は以下の通りです。
アワード秀賞受賞者選定基準
- スキル・経験値
- コミュニケーション力
- 信頼性・誠実性
- プロフェッショナリズム
- 安全性・リスク管理
安心・安全な家事代行サービスの提供を支えるべく、日々第一線で働いている家事代行スタッフ。普段実際に家事代行をサービスを提供しているユニフォームに身を包み登壇しました。
整理整頓アドバイザーの資格を持たれている方や、産後のママさんからご高齢の方まで幅広く支持されている方、高い技術のもと年間170件以上のサービスに従事されている方、お客様への高いホスピタリティを提供されている方など、各企業家事代行スタッフが日本の社会、暮らしを支えるトップオブトップとしての活躍を称えられました。
最優秀受賞者の企業(家事代行サービス)一覧
- 株式会社 IDENTITY (Blue Blue)
- アクティア株式会社 (カジタク)
- 株式会社アドベル (かなスマイル)
- 株式会社アール・アソシエイツ(アールメイド)
- 株式会社イコニコ・カンパニー(イコニコ・カンパニー)
- 株式会社イプニー (ipuny)
- 株式会社エイド (エイド)
- 京王電鉄株式会社 (京王ほっとネットワーク)
- 特定非営利活動法人そるな (そるな)
- 株式会社たすかる (たすかる)
- 株式会社ダスキン (ダスキンメリーメイド )
- 有限会社中央ケアーサポート (中央ケアーサポート)
- 東都生活共同組合 (ア・ラ・タスカル)
- 株式会社トラストスピード (myエプロン)
- 株式会社パソナ (クラシニティ)
- HITOWAライフパートナー株式会社 (家事の達人)
- 株式会社ピナイ・インターナショナル (ピナイ家事代行サービス)
- 株式会社フォー・リーフ (Four Leaf)
- 株式会社ベアーズ (ベアーズ)
- ミッシェル・ホームサービス株式会社 (ミッシェル・ホームサービス)
- ミニメイド・サービス株式会社 (ミニメイドサービス)
- 株式会社横浜セイビ (コピエ)
第一回ワンダフルストーリー大賞に輝いたのは、ピナイ家事代行サービスのアンドレア・ディオナルドさん
9社により、現場で生まれたワンダフルストーリーが披露され、ピナイ家事代行サービスのアンドレア・ディオナルドさんが映えある第一回ワンダフルストーリー大賞に輝きました。アンドレアさんが語ってくれたのは、『日本で叶えた私の夢』です。
フィリピンの田舎で貧しい家で暮らしていたアンドレアさんは、「息子に良い生活をさせてあげたい、旦那さんのお店を構えたい」という想いのもと、国家戦略特区「外国人家事支援人材」の第一号として来日されました。
日本でハウスキーパー(家事代行スタッフ)になるためは、さまざまな研修を受けたりと厳しい応募条件を満たす必要があったりしたため、貯金を切り崩しながら生活していたそうです。
冷蔵庫も売らなければならないほどの厳しい生活の中、あるとき息子さんから「なんで冷たい飲み物が飲めないの?」という率直な言葉を投げかけられたアンドレアさん。「息子にいい生活をさせてあげたい」という願いからスタートした生活のはずだったのに、夢が実現するまでの過程で苦しい生活を強いてしまったことに対し、胸が詰まる想いだったと涙ながら語ってくれました。
晴れて、日本でピナイ家事代行サービスで家事代行スタッフとして働きはじめたアンドレアさんですが、最初は多くの掃除を求められる家事代行サービスの仕事が好きではなかったそうです。
働きはじめ1年半が経ち、はじめて長期休暇をとりフィリピンへ帰ることになったアンドレアさん。普段はいろんな指摘を受ける厳しいお客様から、労いの言葉とプレゼントを頂き、自分の家事代行スタッフとしての働きが役立っていることを実感し、日本でも多くの人が家事代行サービスを求めていることに気がついたそうです。
そして、ピナイ家事代行サービスで働いて得たお給料で冷蔵庫を買い、来日3年後には素敵な家も購入。自身の夢を叶え、家事代行サービスには日本人もフィリピン人も夢を叶えるだけの力があると力強く語ってくれたアンドレアさんの感動のストーリーに会場から熱い拍手が贈られました。
まとめ
「家事代行サービスを日本の新しい”暮らしのインフラへ”」を掲げる全国家事代行サービス協会では、安心の目印として家事代行サービス認証制度を設けられています。家事代行サービスのさらなる普及のうえには、実際に利用する私たちが安心して頼める、安心・安全な家事代行サービスがあることも不可欠です。
掃除や料理など、日々の生活に密接に関わることを頼む家事代行サービス。スキルの高さだけでなく、今回のアワードで受賞されたのような私たちの目線に立ってサービスを提供されている家事代行スタッフの皆さんの力を上手く借りながら、日本という国で新しい暮らしのスタンダードを築いていきたいですね。
※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がカジナビに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、カジナビが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。