令和のお正月おせち料理を食べない人が43%!気になる理由と人気のお正月料理とは【272人アンケート】
お正月に食べる定番料理といえば「おせち」!と思う方は多いですよね。しかし、その考えはもう古いのかもしれません。
今回、全国の男女272人にお正月に食べる物に関するアンケート調査を行ったところ、約半数の方は「おせちを食べない」と回答しました。
おせちを食べない理由とは?おせちを食べる人は手作り?セット購入?など、気になるお正月の食事事情について徹底調査してみました。
アンケート調査まとめ
目次
今回のアンケート調査属性
今回実施したアンケートの回答者属性は以下の通りです。
- アンケート概要:お正月のおせち料理に関する意識調査
- アンケート実施時期:2023年12月11日~13日
- 調査対象:クラウドソーシングサービス利用者272名(男性82名・女性187名・未回答3名)
- 調査方法:インターネット調査
30~40代の女性を中心に幅広い年齢層の方にご協力いただきました。
80%以上の方が、お正月は「家族と過ごす」と回答した方が多く自宅や帰省先などでゆっくりお正月を迎える方が多いようです。
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正月におせちを食べない人は43%!気になる理由第1位は「美味しくない」
では早速、272人に聞いたお正月の食べ物事情に関するアンケート調査結果を見ていきましょう。
「おせちを食べる」と回答した方の方が57%と多いものの、なんと全体の43%方が「お正月におせちは食べない」と回答しました。
元旦に食べるものの定番といえばおせち!のイメージがありますが、272名中117名の方がおせちを定番としていないことが驚きです。
「おせちを食べない」と回答した方にその理由について詳しく聞いてみたところ、多かった内容として以下の3点があげられました。
おせちを食べない理由TOP3
- 美味しくない・好きな食材がないから
- おせちを食べる習慣がなかった
- おせちに使う食材は高いから
おせちを食べない理由で最も多かったのは、「美味しくない」「好きな食材がない」といった意見でした。
おせちの定番おかずは甘い味付けのものが多いですよね。それは、甘くすることで日持ちするからです。
お正月の三が日は火を使う料理は控えるべきという風習があり、三が日は料理をせずに済むように日持ちする甘めの調理法が使われています。甘いものが苦手な方には、おせちはあまり魅力的ではないのかもしれません。
次に多かった「おせちを食べる習慣がなかった」という意見の中には、各家庭の習慣が主な理由でしたが、中には住んでいる地域によってそもそもおせち文化がないといった意見もありました。
また、おせちに使われる食材は、数の子・栗・エビなどもともとの食材の値段が高いものが多いですよね。1つ1つ購入するとそれなりの値段がかかるため、物価高騰の影響もあり、「もっとお手頃なもの」を求めているのかもしれません。
おせちを食べないと回答した方を年代別で見ると、特に10~20代の若年層の方が「食べない」と回答した割合が多い傾向がありました。
【年代別】お正月におせちを食べる・食べない人数内訳
▼おせちを食べる人
10代:2人
20代:20人
30代:53人
40代:52人
50代:15人
60代以上:13人
▼おせちを食べない人
10代:3人
20代:22人
30代:45人
40代:30人
50代:14人
60代以上:3人
おせち料理がお正月に食べる物として一般的に広まったのは江戸時代末期と言われています。年神様へのお供え料理として、五穀豊穣・子孫繫栄・不老長寿・無病息災などを願って食べる縁起の良い料理とされてきました。
しかし、現代では、本来おせち料理を食べる理由について詳細に理解している人は少なくなってきており、認識が薄れつつあることが「おせち離れ」の原因の1つとなっているのかもしれません。
おせちを食べない人はお正月に何食べる?一番人気は…
次に、おせちを食べないと回答した方に「お正月に食べるもの」について詳しく聞いてみました。様々な回答があった中で特に多かった食べ物を紹介します。
おせちの代わりにお正月に食べる物
- お雑煮
- お寿司
- カニ鍋
- すき焼き
- 焼肉
- お刺身
- いつも通りのご飯
「おせちは食べないけどお雑煮は食べる」といった意見が非常に多く寄せられました。お雑煮はおせちに続くお正月ならではの料理として定番ですよね。
おせちの食材や味付けは好みがありますが、各地域で味付けが異なると言われているお雑煮は広い年齢層の方に好まれているようです。
また、お寿司やカニ鍋といった普段より特別感のあり、大勢で楽しめる料理も目立ちましたが、一方で「いつもと変わらない食事」という回答も見られました。
実際のコメントを詳しく見たい方はこちらをクリックしてください。
お正月は贅沢なものを食べる派のコメント一覧
おせちは豪華で伝統的で素敵ですが、食べられない苦手な食材が多いため我が家では頂きません。豪華さだけを重視して普段中々食べることの出来ないカニやふぐを食べます。(20代後半女性)
昔はお正月におせちを食べることもありましたが、もともと食べれるものがあまり無いため、好きなものを食べるようになりました。(30代後半男性)
お正月でもいつも通りのご飯を食べる人のコメント一覧
おせち食べる派は、手作り?セット購入?
続いて、おせちを食べる155名(57%)の方に、おせちを手作りするか買うかについて聞いてみました。
アンケートの結果、「セット購入」と回答した方が最も多い結果となりました。次に「ほぼ出来合いのものを買う」と「ほぼ手作り」という回答が僅差で続きました。
最近では百貨店やネット通販、食材宅配サービスなどで様々なおせちセットが販売されていますよね。
おせち料理の食材や味付けがあまり好みではないといった意見が多くみられましたが、食の多様化が進んでいる現代では、和洋中様々なジャンルのおせちが登場しています。また、最近ではお1人様用や少人数用のお手頃なおせちもあり、購入することへのハードルが下がっているのではないでしょうか。
おせちは「作るもの」という概念から「購入するもの」という認識に変わりつつあるのですね。
カジナビでは2020年にもおせちの手作り派・購入派のアンケート調査を行っています。前アンケートでも「セット購入」が最も多い結果となりましたが、今回のアンケートでは、「セット購入」の割合ががより多くなっています。前回のアンケート調査をもっと詳しく知りたい方はこちらのアンケート記事もぜひチェックしてみてください。
おせち料理は用意する?しない?|手作り派と購入派の本音を聞いてみた!
おせちにかける予算平均は約15,000円!
ここでは、おせちを食べると回答した57%の方に聞いた、おせちにかける予算について紹介します。
「おせちを食べる」と回答した155人の予算平均と最高額を調査したところ、平均金額は14,618円、最高予算は80,000円でした。
どのくらいの人数分を用意するのかにもよりますが、当然ながら、おせち手作り派より購入派の予算の方が多く、手作り派は10,000~15,000円程度、購入派は15,000~30,000円程度の予算を想定している方が多い印象でした。
【手配方法別の平均予算】
ほぼ手作り | 14,340円 |
---|---|
ほぼスーパーの出来合い | 10,534円 |
セット購入 | 18,081円 |
今回の272人アンケート調査でおせち料理にかける予算が最も高かったのは「ほぼ手作りで80,000円」という回答でした。
手作りだとセット購入や出来合いのものより安く済みそうなイメージですが、おせちに使う食材は1つ1つが高級食材ばかり。作る量によってはかなり高くついてしまうのかもしれませんね。
まとめ
272人に聞いたお正月に食べるものに関するアンケート調査結果をおさらいします。
アンケート調査まとめ
「三が日は火を使う料理はしない」といった決まりや、「おせちを食べて、不老長寿・子孫繁栄・家内安全を祈願する」といった風習がなくなってきており、全体的にお正月のおせち離れが進んでいるようです。
日持ちを理由に味付けが甘めに作られているおせち料理は、好まない方もいるかもしれませんが、近年では、和洋中を豊富に取りそろえたものやお子様の口に合うおかずを取り入れたおせちも多く登場しています。
風習やしきたりが薄れつつあるのは少し寂しい気もしますが、各家庭それぞれのライフスタイルや習慣を尊重し、新年1発目の食事は形式に囚われず、好きな食べ物を楽しみましょう。
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